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【映画の感想】 『バットマン ビギンズ』 文句なしの面白さ!

新生バットマンシリーズ第一作

 

如何にしてバットマンは誕生したのか

 

バットマン ビギンズ [DVD]

 

 

2005年公開の映画「バットマン ビギンズ」

言わずと知れたアメリカの人気コミックの新生映画版です。

監督は「メメント」で知られるクリストファー・ノーラン。シリアスで現実味のある一筋縄では行かない脚本と深い人間描写に定評のある監督です。そんなノーランがそれまでの作品とは打って変わって娯楽映画に挑戦したのが本作。ノーランらしい細かな人物描写に裏打ちされつつ娯楽映画としても優秀な、とても面白い作品に仕上がってます。

メメント [DVD]

 

人気シリーズのリメイクに真正面から挑み、高いハードルも軽々と超えています。

ホントに面白いですよ、これ
かっこいいバットマンが見たいなら絶対に観るべき

謎の多いまま展開する序盤の物語の見せ方もうまいし、後半の王道ヒーロー展開も申し分ない。アクションもワクワクするし、映像も素晴らしい。登場人物も魅力的で応援できる。文句なしです。

それにしてもあのバットモービル、かっこよすぎない?

(いい画像がなかった)

1/35 バットモービル(バットマンビギンズ版)

 

あらすじ

不況、貧困、贈賄、不正。善良な市民ほど生き辛い大都市ゴッサム・シティの大企業の御曹司として生まれた主人公ブルース・ウェイン。

両親の死をきっかけに世界を放浪していたところ、とある組織と接触し悪と戦う強さを手に入れる。

腐敗した都市を救うため、彼はヒーローとなることを決意した……

 

なぜ彼はバットマンになったのか

本作一番の特徴は、主人公がバットマンになる経緯が描かれていること。

それまでのコミックや映画では一切語られていない主人公の過去に焦点が当てられていますが、これがかなり良いんですよ。少年の頃に恐怖を感じた体験や、その後降りかかった哀しい運命。大げさ過ぎずリアリティのある主人公の経験に、筆者は感情移入MAXの状態でした。心身共に強い青年となった主人公がバットマンになる決意をし、一人ずつ理解者が増えていく様は気持ちが良いです。

復讐とは?正義とは? 苦悩し、成長する主人公。

そしてバットマンが如何に誕生し、如何にしてバットマンとなったのか。

バックグラウンドがしっかりと語られることで、主人公がヒーローを演じることの必然性が理解でき、一人の人間としてバットマンを応援できるのです。

ただのヒーロー娯楽映画と思ったら大間違い。

そういえば正義のヒーローをこんなに応援したことってないかもしれない。いつも映画のヒーローのことは第三者視点で見ていたことに気づかされました。まるでアイドルを見るように、まるで水戸黄門を見るように。

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これは敏腕監督ですわ。

 

なぜバットスーツを着るのか

本作ではバットスーツを着るに至るまでの経緯も克明に描写されます。

「こいつ戦う時になんで変な格好するんだろう」と思ったことはないですか?

スーパーマンもキャプテンアメリカもスパイダーマンも戦隊ヒーローも所謂コスプレをしてますが、その理由は一体なんでしょう。

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バットマンに超能力はありませんから、変身!パワーアップ!とはなりません。

この描写も上手い。

最新のテクノロジーが詰め込まれた機能的な背景はもちろんのこと、恐れているモノと同化し敵に同じ思いをさせてやるという意志の表れでもあります。さらには、人間を超越した存在を演出することで悪政に苦しむ人々を奮い立たせようという狙いまでも。

スーツを着ること一つにも確固たる理由がある。丁寧でセンスの良い脚本です。

 

出演俳優

バットマンを演じるのは、クリスチャン・ベール。優しさをたたえた眼差しが印象的で、顔に似合わず非常に逞しい肉体の持ち主。やっぱりアメコミヒーローはこうでなきゃ!強くて優しくないとね。

ヒロインはケイティ・ホームズ。知性を感じさせる顔立ちで筆者は好きです。関係ないけど、トム・クルーズの奥さんなんですよね。

まあ脇役の豪華なこと。

ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン。主人公の味方をしてくれる老人(?)たちが存在感ありすぎてやばい。こんなハリウッドスターたちが応援してくれたらもう頑張らざるを得ないでしょって感じです。

彼らの優しさにうるっと来ちゃう場面もあります。

渡辺謙も少ないセリフながら強烈な印象を放っていました。序盤で退場しますがなかなかの存在感。2010年同監督作の「インセプション」では主役級の活躍をしてますし、この演技で気に入られたんでしょうか。

 

総評

そんなに語ることないんですよね。なんかこう普通に面白くて。

うん、すごいいいい出来だし、みんな観たほうがいいと思う

バットマンの戦いはカッコイイですよ。いろんな装備を駆使するあの感じ、日本人は好きなんじゃないかな。

三部作で「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」と続きます。

次作「ダークナイト」の記事はこちら

あと、筆者はノーランが大好きです。

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